ニットメーカー林田はメンズカジュアルブランド「レセント」で40年以上にわたり、和歌山県の自社工場でニットアイテムを作り続けている。カシミヤや海島綿など高級素材を使ったインナーを中心にトータルで提案する。
19年秋冬は旅をテーマに、機能にフォーカスしたアウターや肌触りのよいインナーなどを揃える。スーパー140のウールを30ゲージで編み立てたソフトな肌触りのセーター(1万6000円〜)はロングセラーになっている。新たにホールガーメントタイプも出す。得意のカシミヤセーターは、3種類のグレードを揃える。8型18色のウォッシャブルタイプからカジュアルタイプや高級ラインがある。
ニットブルゾンは裏地付きのダブルジップタイプをはじめ、スエードとの切り替えタイプ、5色杢の8ゲージタイプなどを提案する。立体的なパターンと袖付けのカットソージャケットもある。オリジナルの柄シャツでは海島綿100%使用で4万円、カシミヤ混使用で4万円台、ウォッシャブル対応のウール使用で2万3000円。
機能にフォーカスしたアウターは、内側がダウン仕様のスタイリッシュな防寒アウター(5万9000円)、3WAYの着こなしが可能な完全防水アウター(4万9000円)など。
同ブランドは百貨店を中心に売場を開設しており、コンサバな富裕層が主力顧客となっている。