カシミヤ・ニットメーカー林田からのお知らせ

  • 2015年12月17日 「繊研新聞」
    メンズアダルトカジュアル春夏 きれいで若々しい色

  百貨店を主体としたメンズアダルトカジュアル16年春夏物は、綺麗で若々しいカラーバリエーションを重視している。デザイン的に大きな変化はないが、基本アイテムの着やすさを大切にしつつ、ディティール変化で遊び心を加える。近年はバーゲンが盛り上がりに欠ける事から1、7月の端境期対策を強化し、手頃なプロパー企画も充実している。

 林田の「レセント」は「日本の伝統素材とフランスの配色」がテーマ。尾州絡み織や阿波正藍しじら織、近江ちぢみで独自素材を開発し、ブルーやベージュなどフランスのクラシックな色合いを加える。アウターでは一格上の「SV](スペシャルバージョン)で、藍によるクラスター染めのリネン素材を使い、ジャパンブルーを表現した。ニットでは海島綿を使った無地の編み地変化ブルゾン(4万3000円)を自社工場で生産した。綿麻無地柄ニットは今までよりも薄手に仕上げ、新色を投入する。布帛シャツでも海島綿シリーズは長袖シャツ4万円、半袖シャツ3万7000円。