メンズカジュアルアパレルの林田は、主力のメンズブランド「レセント」の13春夏コレクションで、団塊世代を対象にテーマを“美しき日本、古都を訪ねて”と題した「旅行」に設定、多くのトラベルウエアを企画した。
コレクションはファースト、セカンド、サードの3つのシーンに分け、それぞれのシーンに合った色や素材、シルエットを提案する。素材ではラミーとリネン使いの商品を各シーンに落とし込んだのが特徴だ。
ファーストでは古都・鎌倉の鶴岡八幡宮に咲く桜の色をワンポイントカラーとした。アイテムではその桜色(フラッシュピンク)を効果的に使った12ゲージのインターシャのウォッシャブルニット(1万6000〜1万8000円)やサマーニット(2万円)をスタイルの中心にした。ポリエステル100%の撥水性能を持つジャケットは、丸めてカバンに入れてもシワになりにくい仕様で、表面効果を出すため“玉虫”を採用した。
さらにニットウエアの種類を増やし、ウール・ポリエステル混で機能性を付加。色ではモノトーン基調を新たに提案し、今風のシニアのためのニットスタイルにまとめた。
セカンドでは綿麻素材を多用。イチ押し商品の一つはラミーのニット&布帛使いのカーディガン(2万5000円)。盛夏向けのサードでは天然素材の麻や綿麻素材のアイテムを充実する一方、クールビズ対応商品として吸水速乾性のある機能素材「クールマックス」を使ったカットソーによるビズポロ(1万9000円)を用意した。