カシミヤ・ニットメーカー林田からのお知らせ

  • 2011年03月29日 「繊維ニュース」
    今期は対前年比10%増に カシミヤセーター好調

メンズカジュアルの林田(大阪市東成区)の今期(6月期)売上高は、対前年比で約10%増の11億円になる見通しだ。
寒い日が続いたのが奏功した。全国に44店舗ある取引先百貨店での昨年9月から今年の2月までの売上高は、前年同月比で軒並み2けた%の増と順調に推移していた。

しかし、震災以降、店舗の閉鎖や買い控えによる影響で、それまでの好調な消費は減速し、「今期業績に影響はないと思うが、来期が心配される」(林田誠司社長)とみる。
この冬、売れていた商品は同社の秋冬シーズンの主力となるカシミヤセーターや肉厚感のあるローゲージのニットセーター。同社では和歌山県にある田辺工場と、内蒙古包頭市に設立した編立・縫製会社「包頭高林服飾設計」で生産、供給している。