カシミヤ・ニットメーカー林田からのお知らせ

  • 2009年09月10日 「繊研新聞」
    再生カシミヤのセーター

メンズカジュアルの林田(大阪市)は、セーター生産時に出るカシミヤの裁断クズを原料に使った再生カシミヤセーターを10年春夏から販売する。エコロジー 活動の一環として取り組む。カシミヤ100%のセーターを作る場合、裁断クズなどが出るため、「実際の原料投入量の15%増の量が必要となる」(同社)。 裁断クズは、これまですべて廃棄処分としていた。今回の商品は裁断くずからカシミヤ原料を再生し、その原料の強度を増すために上質のウールをブレンドし た。ウール70%、カシミヤ30%の素材にする。

ブランドはオリジナルの「レセント・スペシャルバージョン」。和歌山県田辺市の自社工場で生産。2万6000円となる見込み。来春夏は実験的に数型を製作、販売先も限定する。反応がよければ、10年秋冬で商品構成を広げたいとしている。