品質にこだわった物づくりが、優れた風合いを可能とします。
田辺工場で作られるカシミヤニットは、まず原料の選別から始まります。
1970年代から提案し続けてきたカシミヤは、毎年セーターを中心に展開しています。
カシミヤは素材のクオリティが重要であるという理念を元に、
原料の価値基準が時代と共に移り変わる中、出来る限り希少性の高いカシミヤ原料を使用してきました。
ホワイトカシミヤを中心に、繊度(繊維直径)、繊維長、異物混入率に独自の基準を設けてカシミヤ原料を選別しています。
田辺工場で作るニットは希少性の高いカシミヤ原料を元に、熟練した職人の手によって、一枚のニットに仕上げられていきます。
編立、洗い、縫製、仕上げ工程に至るまで、一般的にニットメーカーが費やすとされる時間よりも、多くの時間を費やしています。
その理由は、非常に繊細な原料であり風合いが重視される素材だからです。編立スピードを抑え、洗い工程では自然乾燥を行います。
縫製や仕上げの段階でも、ほとんど手作業の工程に頼っています。さらに、釦付け、検品なども人の手で丹念に仕上げます。
また原毛の品質を活かす編地づくりには、日本が誇る世界の編み機メーカー、”島精機”の機器を導入しています。
これによりゲージ、度目、番手においてバランスが取れたカシミヤが持つ風合いを生み出します。
田辺のカシミヤニットはデザイン・品質の両面において、”長年ご愛用いただけること”を前提とし作られています。
しかしながら思わぬアクシデントやお手入れ不足により、虫食いや穴が開いてしまう事もあります。
LeCENTのカシミヤと末永くお付き合い頂きたいとの思いから、出来る限りお客様のアフターケアにもご対応します。
例えば胸元に穴が開いてしまった場合でも、熟練職人の手によって綺麗に穴を塞ぐことも可能です。
またニットと同じ色の補修糸を、あえて在庫として残すことにより、修正した箇所だけ色が変化してしまわないように、出来る限りの配慮を行うよう、備えています。
レセントのカシミヤ製品に限り、保管時の虫食いによる穴あきや不注意により
引っかけなどで穴をあけてしまった際に、修理(有料)することができます。
修理のお申し込みや補修料のお問い合わせなどご遠慮なくご相談ください。
穴あきの場所や製造から長期間経過している場合など、修理が不可の場合
もございます。あらかじめご了承願います。